4種類の自動倉庫とトヨタWMSを導入。12万品目の効率的な保管・入出庫により24時間以内パーツ発送率95%を維持

DMG森精機株式会社 伊賀事業所 様

導入効果:作業効率向上、保管効率向上
導入システム・製品:保管システム
業種:電気・機械

導入効果
  • 4種類の自動倉庫で、サイズに応じた最適な保管・入出庫を実現
  • 荷姿別保管と立体保管の採用により、容積率が約1.5倍に向上
  • トヨタWMSの導入により、出荷リードタイムの短縮を実現
太田 圭一様

常務執行役員
SSEPカンパニープレジデント
(兼)ICT本部 本部長

太田 圭一様

収容力の増強と作業効率の向上が課題

1948年創業のDMG森精機様は、世界最大規模の工作機械メーカーです。工作機械は、生産に直結する生産財であり、部品交換などによる停止時間の最小化が求められます。そうした中、世界各地の15万社のお客様に工作機械のパーツを迅速にお届けするための中核的な役割を果たしているのが、日本、ドイツ、アメリカに構える大規模なパーツセンタです。2019年7月、これまで創業の地、奈良県にあったグローバルパーツセンタの大幅な機能強化を図るため、三重県伊賀市の事業所内に移転し、伊賀事業所グローバルパーツセンタとして開所しました。
伊賀事業所グローバルパーツセンタを設立するにあたっての課題について、常務執行役員の太田様は、「従来のセンタでは保管スペースの拡張の余地がなく、通路などにも物を置かなければいけない状況でした。また、ピッキングなどの出荷作業が非効率なため、改善したいと考えていました」と話します。
課題の解決策として、トヨタL&Fの協力を得て、ハード面ではパーツのサイズや形状に応じた最適な保管・入出庫を実現するため、4種類の自動倉庫(バケット自動倉庫、パレット自動倉庫、大型長尺自動倉庫、小型長尺自動倉庫)を導入、ソフト面ではトヨタWMS(トヨタ総合物流管理システム)を導入しました。

容積率は約1.5倍に。出荷リードタイムも短縮

全パーツセンタの中でも最大規模の伊賀事業所グローバルパーツセンタには、手のひらサイズから7mの長尺までの約12万品目のパーツが保管されています。4種類の自動倉庫の導入効果として、荷姿別保管と立体保管が可能になり、従来とほぼ同じ面積で容積率は約1.5倍に向上しました。またトヨタWMSの導入については、「トヨタWMSが最適なピッキング経路を提示してくれるため、慣れないスタッフでもムダなく効率的な入出庫作業が可能になり、出荷リードタイムの短縮にもつながっています」と太田様。
4種類の自動倉庫を導入するとともに、トヨタWMSのピッキング最適化アルゴリズムにより作業効率が向上し、24時間以内パーツ発送率95%以上を継続的に実現しました。今後も、お客様の安定した生産をサポートしていくために、機械そのものの故障の予兆検知機能などとの連携を進め、24時間以内のパーツ発送率を100%に近づけるように目指していくとのことです。
トヨタL&Fの評価については、「理想のパーツセンタをつくるために、当社の実状を考えて、当社に合ったソリューションを提案していただけたことが大きいです。その提案を当社とタッグを組んで実現してくれるトヨタL&Fさんは、非常に強力なパートナーだと思っています」と太田様は語られました。

トヨタWMSを既存ERPと連携させて効率的なプロセスを実現

ピッキングはすべてトヨタWMSで管理
トヨタWMSでパーツの入出荷をトータル管理。出庫時は最適なピッキング経路が携帯端末に提示されるため、慣れないスタッフでも効率的な作業が可能に

最新の自動化システムを導入し、人と機械が調和したフレキシブルな仕組みを構築