少子高齢化社会に適した次世代メディカル物流センターを実現

株式会社アステム 様

導入製品:大規模ソリューション
業種:運輸・倉庫

導入効果
  • 将来の物流変化に対応したモジュール型の半自動マテハン設備
  • オーダー特性に応じて最適なピッキング方法を選択し、作業効率UPを実現

アステム様は、九州各県に56ヶ所の物流を担う支店を有し、従来は拠点ごとに商品の発注・入荷・管理を行っていました。しかし、すべての拠点で過剰在庫が発生。また拠点間の在庫の横持ち搬送のムダや保管スペースの不足なども課題でした。アステム様はそれらの課題を解決するため、分散する物流機能を集約したメディカル物流センター「OWLセンター」を2012年11月に完成させました。
OWLセンターの物流エンジニアリングを請け負ったトヨタL&Fは、医療品物流の特性を考慮したソリューションをご提案。マテハン機器と人の作業を最適に組み合わせた半自動のシステムを構築し、スピーディーかつ効率的な出荷や出荷精度の向上などを実現。同時に他の55ヶ所の物流拠点における作業効率の向上や在庫の圧縮、コスト削減などにも貢献しました。

①入荷エリア:効率よく作業ができる広さを確保した入荷スペース。
②入荷エリア:入荷商品の検品にはハンディターミナルを使用。バーコードを読み取るだけの簡単な作業で正確に検品をすることができます。
③入庫エリア:入庫の荷役にはリーチタイプの電動フォークリフトGENEO-Rを使用。人とフォークリフトの動線を分離し、作業の安全性に配慮しています。

④保管エリア:商品は出荷頻度別にエリアを分けて保管。ピッキング作業はハンディターミナルを使用することで、正確かつ効率的に行うことができます。
⑤リレーピッキング:複数の保管エリアをまたぐオーダーにはリレーピッキングを採用。特定ステーションの混雑時には、コンベヤで他のステーションへ巡回させます。
⑥POS検品:オーダーピッキングした商品は、POS検品エリアで検品を行います。
⑦GASエリア:トータルピッキングした商品は、「GAS」で仕分・検品を同時に実施。お客様別・営業拠点別に仕分けられるしくみも組み込まれています。
⑧出荷エリア:出荷商品はソーターで自動的に輸送方面ごとに振り分けられます。

お客さまの声

玉田 敦様

OWLセンター
ME物流部
部長

玉田 敦様

『患者様のために』の思いを共有し、
最適な提案をしてくれました

トヨタL&Fさんは自社製品を押し売りせず、当センターに最適な機器を提案してくれました。医療業界の物流はほとんどが人海戦術で作業を行っているなかで、半自動のシステムを構築し、少子高齢化社会に適した次世代型の医療機器物流センターを実現できたのは、「患者様のために」という思いをトヨタL&Fさんが共有して取り組んでくれたからです。稼動後も何かあると相談にかけつけてくれますし、心強いパートナーだと思っています。今後も当センターの改善活動をサポートしていただきたいですね。

トヨタL&Fは
「物流のベストパートナー」として
お客様に最適な物流をご提案いたします。

トヨタL&Fの総合力。だから、実現できるソリューション。

実際に機器を操作しながらご紹介。
物流改善のヒントが見つかるトヨタL&Fの
コンサルティング型ショールーム。

東京・大阪・愛知に拠点を置くコンサルティング型ショールーム