通販需要の拡大に対応するため自動倉庫を導入し保管効率を大幅に向上

株式会社財宝 様

導入効果:作業効率、保管効率、在庫管理
導入製品:保管システム
業種:食品・飲料

導入効果
  • 自動倉庫導入により上部空間を最大限活用し、保管量が飛躍的に増大
  • モービルソーターを活用し、製品の倉庫間搬送や入出庫を効率化
  • 3つの倉庫の在庫を一元管理し、管理工数を削減

保管量の増大と入出荷の効率化を実現

鹿児島県の農産物や特産品の販売からスタートし、1993年から天然アルカリ温泉水『財宝』の製造・販売を行っている株式会社財宝様。『財宝』は2016年に年間製造5000万本を突破し、ミネラルウォーター通販売上において、11年連続日本一※を達成しています。また、『天然の恵みで健康と美とおいしさをサポートする』という経営理念のもと、温泉水を使用した商品も開発。焼酎や化粧品の製造・販売も行っており、ミネラルウォーターと共に通販売上は右肩上がりで伸び続けています。
ミネラルウォーターの出荷は例年夏場に増加する傾向にあるため、冬から春にかけて大量に製造し保管が必要になります。「夏に備えて工場をフル稼動し生産していたのですが、土地が限られているため保管場所が少なく、出荷状況をみながら生産を調整しなければいけない状態でした」と事業部長の窪様は話します。
初めてご相談を受けた2005年、解決策として上部空間を最大限に有効活用できるユニット式パレット用自動倉庫ラックソーターPを提案。あわせて、製造ラインから自動で倉庫に搬送できる高速有軌道台車モービルソーターも提案しました。「導入により保管量が飛躍的に増大しただけでなく、入出庫の自動化で効率化も図れています。保管量増大のおかげで、2006年に初めて売上100億円を達成しました」と窪様。
※平成29年3月東京商工リサーチ調べ(宅配水を除く通販市場)

3つの倉庫を一元管理し管理工数を削減

震災の影響で、備蓄用として水の需要が増加。増え続ける出荷量に対応するため、自動倉庫の増設が検討されました。窪様は「第一倉庫の保管量だけでは足りなくなったため、2013年に第二倉庫の導入を検討しました。製品の移動を考慮して第一倉庫の近くに建てたかったのですが、高低差のある土地の形状が課題でした」と話します。
ご相談を受けたトヨタL&Fは、高低差のある土地形状の課題をクリアするため、第二倉庫の中空から入出庫できる仕組みを設け、第一倉庫と第二倉庫の連携を提案。「2ℓボトルの生産量は1日14万本、350パレットにもなります。それを人手で振り分けるのは大変な作業ですが、ご提案いただいた仕組みでは自動で空き棚に入るため作業の効率化が図れています」と生産事業部生産1部部長の瀬口様は話します。
2016年には第三倉庫も新設。「第一・第二倉庫をトヨタL&Fさんにご相談した際、確かな知識と情熱を持って最適な設備やシステムを提案していただきました。3つの倉庫を一元管理したい思いがありましたので、全てをトヨタL&Fさんにお任せしました。結果、どの倉庫からも全体の在庫状況が見える仕組みを提案していただき、管理工数が大幅に削減しました。また、同時に導入したフォークリフトにおいてはアフターフォローも万全で大変助かっております」と満足した表情で瀬口様は語りました。

「2006年の自動倉庫の導入にあわせて、フォークリフトも4台導入しました。それ以来トヨタL&Fさんには、年に2回の定期点検も丁寧に対応していただけるので大変助かっています。アフターサービスも万全で非常に満足しております」。

生産事業部生産1部 部長 瀬口 学様

トヨタL&F スタッフからお客様へ

佐藤 正博さん

トヨタL&F鹿児島株式会社
物流システム担当
課長

佐藤 正博さん

株式会社財宝様は商品を平置きで保管されていたのですが、保管量を増やしたいとのご相談をいただき、ユニット式パレット用自動倉庫ラックソーターPをご提案しました。導入した年に初めて売上100億円を達成され、トヨタL&Fの提案を評価していただきました。2つ目の自動倉庫を導入する際には、第一倉庫との連携を考え、商品や情報の流れを一元管理できる仕組みをご提案。大変喜んでいただき、第三倉庫への受注に繋がりました。今後も財宝様の生産量は増えていくと聞いておりますので、ご相談に迅速かつ誠実に対応し、フォークリフト・物流システムの両面で幅広くサポートできればと思っています。

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