集出荷施設に自動倉庫を導入、南魚沼産米のブランド強化に貢献

しおざわ農業協同組合 様

導入効果:作業効率、物流・作業品質
導入製品:保管システム
業種:農業・水産

導入効果
  • 荷の積み上げ作業の廃止による省人化と品質劣化の防止
  • 製品情報と検査情報の一元管理の実現

荷の積み上げ作業の効率化が課題

日本を代表するブランド米として知られる南魚沼産コシヒカリ。しおざわ農業協同組合様は、コシヒカリの主要産地である南魚沼市塩沢地区と湯沢町を事業エリアとして、米をはじめとする農産物の販売や営農指導などを行っています。
しおざわ農業協同組合様は、米の集出荷用倉庫3棟が老朽化してきたため、そのうちの2棟を集約した新しい集出荷施設の設立を検討。「これからの戦略として南魚沼の中でもより高品質なお米を消費者にお届けできる体制の実現を目指しました」と営農部米殻課課長の室橋様は話します。
新しい集出荷施設の設立の目的は、手間のかかっていた荷の積み上げ作業の効率化を図ること。他にも、生産者などの製品情報と食味などの検査情報の管理レベルの向上を図り、南魚沼産米のブランド強化につなげたい。また荷捌きや検査の専用スペースを確保したいと考えていました。これに対してトヨタL&Fは、建築設計から対応できる強みを活かし、しおざわ農業協同組合様のご要望に応える施設レイアウトを検討。あわせて限られたスペースでも導入可能で、荷の積み上げ作業をなくすことで省人化が図れるビル式パレット用自動倉庫ラックソーターPをご提案しました。

自動倉庫で作業と商品管理が効率化

2015年3月、自動倉庫棟と荷捌き棟で構成される品質向上物流合理化施設「自動ラック低温倉庫」が完成しました。「トヨタL&Fさんに建築設計からお任せしたことで荷捌きや検査スペースを確保することができ、とても作業がしやすくなりました」。
また自動倉庫の導入効果として「これまでの倉庫では、多段積みで保管しており、荷の積み上げ作業を天井クレーンと人手で行っていたため、非常に手間がかかり従業員にも大きな負担が掛かっていました。それが自動倉庫を導入したことよって8人分の作業の省人化が図られ、作業効率が大幅に向上。また多段積みの廃止と常時低温管理の実現により、品質劣化を防止し、お客様に高品質なお米を安心してお届けできるようになりました」。さらに製品・検査情報の管理についても「製品・検査情報を自動倉庫と連動させるシステムをゼロから構築していただき、一元管理ができるようになりました」。
作業効率の向上や情報管理システムの強化などの改善を実現したしおざわ農業協同組合様。「トヨタL&Fさんが親身になって協力してくれたおかげで満足のいく施設を完成させることができました。これからも引き続きメンテナンスなどのサポートをお願いしたいです」と室橋様は最後に語りました。

新設した集出荷施設に自動倉庫を導入。
入出庫作業と品質管理の効率化を実現。

専用の荷捌き場
専用の荷捌き場を設置したことにより、繁忙期でも入出荷および入出庫作業がスムーズに行えるようになりました。

L&F Staff Voice

貝津 喜弘さん

トヨタL&F新潟株式会社
営業部 物流システム課
担当課長

貝津 喜弘さん

しおざわ農業協同組合様が新しい集出荷施設を設立するにあたり、自動倉庫のご提案だけでなく、施設全体の建築設計からサポートさせていただきました。そのため、施設内のレイアウトを含めてご要望にきめ細かくお応えすることができました。また長い工期中に何度も打ち合わせを重ねたことで信頼関係を築くことができたと思います。これからも最適な機器のご提案はもちろん、アフターサービスなどのトヨタL&Fの強みを活かして、しおざわ農業協同組合様の事業のお手伝いをしていきたいと思います。

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