ドラレコConnectを導入し、現場作業者の
安全意識の向上、危険運転の改善を実現。
ヤマハ発動機株式会社 袋井南工場 様
導入効果:安全、物流・作業品質、作業効率
導入製品:フォークリフト
業種:電気・機械
- 導入効果
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- 危険運転がリアルタイムで確認できるようになり、オペレーターの安全意識が向上。
- 運転状況を自動集計・レポート化できるようになり、管理業務の効率化を実現。

ヤマハ発動機株式会社
マリン事業本部
製造統括部長
赤堀 嘉昭様
製造現場でヒヤリの発生が増加、対策を検討
ヤマハ発動機様は、マリン事業として船外機やウォータービークル、ボートなどの製造・販売を行っています。主力製品の船外機については、世界180の国と地域に供給しています。
船外機の国内生産拠点の一つで、50~450馬力の中・大型製品の製造を行っているのが袋井南工場です。ヤマハ発動機様では、袋井南工場におけるフォークリフトの作業に関して安全面の課題を抱えていました。その課題についてマリン事業本部製造統括部長の赤堀様は、当社では工場全体で安全を最優先に考えた様々な取り組み行っています。ここ数年は生産量が増えていることもあり、現場の作業者が安全よりも効率を重視して不確実行動をしてしまい、ヒヤリハットの発生が増えていたのです。安全面のリスクを感じたため、対策をしなければいけないと考えていました」と話します。
課題を解決するため、製造現場の職長が中心となって対策を検討し、導入したのがトヨタL&Fのクラウド型遠隔管理システム「ドラレコConnect(コネクト)です。導入の決め手については、「ドライブレコーダーをフォークリフトに設置して録画できるだけでなく、オペレーターが危険な運転をした時に現場管理者に通知してくれます。それによってクイックにアクションを起こせることが一番のポイントとして導入しました」と赤堀様。
危険運転や衝撃のアラート数が約90%減少
袋井南工場では、船外機の部品の荷役作業などに使用するフォークリフトに、ドラレコConnectを20台導入しています。導入効果について、フォークリフトの危険運転や衝撃が現場管理者へアラート通知され、すぐに録画映像をオペレーターと一緒に確認することにより「こういう運転をしてはいけないのだと理解できるようになりました。導入して約1年が経ちますが、約半年でアラート数が半減し、約1年で9割減少しました。ドラレコConnectを導入したことで、オペレーターの安全意識がかなり向上したと思います。特に良かった点は、リアルタイムで現場の状況がわかり、すぐに次のアクションにつなげられることですね」と赤堀様。また、管理者が安全管理をしやすくなったとのこと。
ドラレコConnectを導入して効果を実感されているヤマハ発動機様。今後の安全の取り組みについて、「当社ではリスクアセスメントを徹底的に実施し、リスクが高いことに対しては全て対策を講じています。今後は、特に人との接点が多いところに関しては、その接点を無くすような自動化の取り組みやITの活用などを積極的に進めていきたいと思っています。トヨタL&Fさんには、全ての作業が自動で行えるなど、安全上のリスクがゼロになるような開発を進めていただくことを期待しています」と赤堀様は語られました。

録画映像、衝撃センサー、稼動実績データを自動集計や通知で日々の安全管理をサポート




ヤマハ発動機株式会社
マリン事業本部 製造統括部 マリンエンジン製造部
生産課 職長
山下 大亮様
トヨタL&F スタッフからお客様へ

トヨタL&F静岡株式会社
販売課 係長
小山 喬さん
ヤマハ発動機様では、以前からフォークリフトにドライブレコーダーを付けておられたため、その一歩先を行く安全対策としてドラレコConnectをご提案させていただきました。ドラレコConnectは、フォークリフトの接触や急旋回などの衝撃を感知した時にアラートが鳴り、管理者がすぐに動画を見てタイムリーに対策ができる点をメリットとしてお伝えしました。導入して数ヵ月後にはアラート数が大幅に減り、安全運転につながっているとご満足いただいています。今後も事故要因をゼロに近づけられるようなご提案に努めていきたいと思っています。