リチウムイオンバッテリー搭載車を導入し、
環境・作業負荷の軽減を実現。
北海道コカ・コーラボトリング株式会社 様
導入効果:作業効率、物流・作業品質
導入製品:フォークリフト
業種:食品・飲料
- 導入効果
-
- 排出ガスが無く、騒音も低減され、クリーンで静かな作業環境を実現。
- LPG車による作業者の負荷(ボンベの脱着作業・排出ガス)を軽減。

北海道コカ・コーラボトリング
株式会社
取締役/技術部担当/
生産管理部担当/広報・
サステナビリティ推進部担当
小松 剛一様
CO2削減を図るため、LPG車から電動車へ
北海道コカ・コーラグループ様は、北海道内で清涼飲料の製造・販売及びそれらに付帯する事業を行っています。企業の社会的責任としてCO2削減に取り組んでおり、電動化を推進しています。
北海道コカ・コーラグループ様で、清涼飲料の製造を担う北海道コカ・コーラプロダクツ様は、札幌工場で使用しているフォークリフトの課題を抱えていました。その課題について北海道コカ・コーラボトリング株式会社取締役の小松様は、「LPG車はボンベの脱着作業や排出ガスなどがオペレーターの負担になっていました。屋内用のフォークリフトはLPG車から電動車に切り替えることができたのですが、屋外も含めて長時間使用するフォークリフトについては、従来の鉛バッテリー車ではパワーや稼動時間が足りず、電動化できませんでした」と話します。
課題の解決策としてトヨタL&Fが提案したのが、バッテリー交換が不要で、急速充電により長時間の稼動が可能なgeneBリチウムイオンバッテリー搭載車です。ただし、厳しい寒さの中で使用するため、オペレーターの寒さ対策として「キャビン仕様」にすること、また悪路で走行する際に荷崩れを防ぐ「ロードスタビライザー仕様」が必須でした。それらのオプションを設定し、今回の導入に至りました。
作業負荷が軽減、排出ガスの心配も解消
北海道コカ・コーラ様の札幌工場では、geneBリチウムイオンバッテリー搭載車を、主に原材料と資材の受け入れや製造ラインへの供給作業に毎日24時間、三交代制で使用しています。導入効果については、「LPG車のボンベの交換作業が不要になり、作業負荷が軽減されました。安全性も確保できたことで現場は喜んでいます。また、倉庫内で排出ガスの心配をしなくてもよくなりました。当初はエネルギーコストやCO2の削減を考えて導入しましたが、現場は付帯効果のメリットを強く感じています。バッテリーの充電については作業の合間に行えていますし、従来の電動車と比べて充電時間が短くなり、LPG車と遜色のない使用状況です」と小松様。
また、トヨタL&Fについては、「古くからお付き合いをさせていただいており、業界トップシェアのフォークリフトの信頼性はもちろん、メンテナンスなどのサポート体制についても信頼していますから、今回もトヨタL&Fさんを選んで良かったです」とのこと。
今後の展望については、「今は工場を中心にフォークリフトの切り替えを進めていますが、北海道コカ・コーラグループは北海道全土に物流拠点を構えており、工場と同じ課題を抱えています。今後は物流拠点のフォークリフトについても段階的にリチウムイオンバッテリー搭載車に切り替えていきたいと思っています」と小松様は語られました。

アタッチメントやヒーターが必要な作業現場でもエンジン車と遜色ない機動力を発揮


急速充電により、休憩時間中の補充電だけで連続稼動が可能


北海道コカ・コーラプロダクツ株式会社
札幌工場 管理部 管理課 主任
木澤 篤様
トヨタL&F スタッフからお客様へ

トヨタL&F札幌株式会社
中央支店 販売課
営業キャップ
村田 翔平さん
北海道コカ・コーラグループ様は、脱炭素の取り組みに力を入れておられたため、既存のLPG車をリチウムイオンバッテリー搭載車へ切り替えるご提案をさせていただきました。お客様は、寒冷地仕様としてキャビンとロードスタビライザーのオプションを設置できるのか懸念されていましたが、トヨタL&F一丸となって対応いたしました。導入後は、排出ガスや騒音が無くなり、また、ボンベ交換の労力も不要になり、ご満足いただいています。今後も現地現物に基づくお客様に寄り添ったご提案を心がけてお手伝いをしていきたいと思っています。