リチウムイオンバッテリーENELORE搭載のgene Bを
導入し、排ガスゼロ、
騒音の低減、安全策の強化、
メンテナンスの簡易化を実現。
大本紙料株式会社 様
導入効果:物流・作業品質、作業効率
導入製品:フォークリフト
業種:木・紙製造
- 導入効果
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- 電動車の導入により、排ガスゼロ、騒音や温度上昇の抑制を実現し、作業環境を改善。
- 排ガスの熱による紙粉の発火リスク、および車両と作業者との接触リスクの低減。
- エンジンオイル交換や補水が不要なリチウムイオンバッテリーでメンテナンスの手間を削減。

大本紙料株式会社
代表取締役 大本 知昭様
環境負荷低減や24時間稼動への対応策を検討
大本紙料様は、市中で大量に排出される古紙を回収し、工場で圧縮梱包を行い輸送効率を高めて製紙会社に原料として供給しています。古紙だけでなく、各種廃棄物や資源物などあらゆるものを処理、リサイクルできることに加え、全国の拠点ネットワークを活かし、どこでも同じ高品質なサービスを提供できるのが強みです。
大本紙料様は工場で使用するエンジンフォークリフトの課題を抱えていました。代表取締役の大本様は「大きく3つの課題がありました。1点目は環境対策で、排ガスと騒音の低減です。2点目は安全対策。発火リスクとフォークリフトと作業者の接触リスクを軽減したい。特に発火リスクについては、過去にフォークリフトのマフラーに紙粉が詰まって発火したことがあり、対策の必要性を感じていました。3点目はメンテナンスを楽にすることです」と話します。
課題を解決するため、環境エンジニアリング部でさまざまなメーカーのフォークリフトの性能などの比較検討を実施。その上で、トヨタL&FのリチウムイオンバッテリーENELORE搭載の電動フォークリフトgeneBの導入を決定しました。「3つの課題への対応に加え、一番重視した点は、当社の工場の中でも特に粉塵が多い過酷な環境での耐久性です。また、約7時間の長時間稼動などにも対応できるフォークリフトとして選択しました」と大本様。
ENELORE搭載のgene Bで全課題を解決
導入したENELORE搭載のgeneBは現在、産業廃棄物のリサイクルを行う大本リサイクルセンターと古紙のリサイクルを行う松原工場で稼動しています。導入効果については、「3つの課題をすべて解決できました。1点目の課題の環境対策については、電動車なので排ガスはありませんし、騒音についてもエンジン車と比べてかなり低減されました。また、2点目の課題の安全対策では、排ガスがないことに加え、リチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーと違い充電中に水素ガスが発生しないため、古紙の発火リスクも低減できました。加えて、フォークリフト後方の床面をブルーライト(オプション)で照射し、車両の接近を周囲の作業者に知らせる仕様にしたことで、接触リスクの低減も実現しております。そして、3点目の課題のメンテナンス性においては、エンジンオイルの交換が不要になり、メンテの手間と時間の削減につながっています。また、何よりもハードな現場で故障がないことにも満足しています。」と大本様。最大約7時間の連続稼動については、「作業時間は8時〜12時と13時〜17時で、その間の昼休憩の1時間でリチウムイオンバッテリーを80%〜100%まで急速充電できる※ため、全く問題なく稼動しています」とのこと。
リサイクル事業を手がける大本紙料様は、今後もより社会に貢献できる企業を目指し、排ガスや騒音の低減などの取り組みを全工場で推進していくお考えです。
※お客様の使用環境によって異なります。
リチウムイオンバッテリー搭載の電動フォークリフトで24時間稼動に対応、
長時間の連続稼動が可能に。

大本紙料様では、ベールクランプや全回転フォークなどのアタッチメントをフル活用する
ハードな現場においても、ENELORE搭載のgeneBでエンジン車と同様の稼動を実現しています。


大本リサイクルセンター(ORC)
工場長 金子 豊様

トヨタL&F スタッフからお客様へ

トヨタL&F兵庫株式会社
販売チーム サブリーダー
都井 勇人さん
大本紙料様はフォークリフトを電動化したいとお考えでした。1日の稼動時間が6時間を超えるハードな現場だったため、鉛バッテリーではなく、リチウムイオンバッテリーENELORE搭載のgeneBをご提案させていただきました。導入の効果として、稼動時間の長さや、バッテリー管理やメンテナンスの工数を低減できたことを評価していただいています。大本紙料様はENELORE搭載のgeneBをさらに増台していく予定のため、引き続き現場を見ながら、最適提案・アフターフォローを実施していきたいと思っています。