自動倉庫の活用により、製品冷却・保管工程で
従来に比べ6割のスペースを削減
導入効果
- 省人化
- 取扱量・保管量軽減への対応、保管効率の向上
- 在庫管理・進捗管理の効率化
- 作業の標準化・効率化、負荷軽減
- 作業環境の向上(排ガス)、安全性の向上
改善対象となった工程と作業
工程・作業名 | 製品冷却・保管工程 |
---|---|
主な作業内容 | 砂型から分離された直後の高温な製品(ウエイト)を冷却し、出荷時まで保管する工程 |
導入前の問題点
■従来の冷却・保管方法
課題
製品の冷却・保管に広大なスペースが必要(建屋費が高い)
製品の確実な先入れ・先出しには、帳簿への入・出庫履歴の
記載や現物確認等、多くの人手と時間が必要(効率的な在庫管理が困難)
フォークリフトのオペレーターが常時、必要(人件費大)
導入後の改善点
■導入後
効果・改善点
従来の生産工場に比べ、同工程で約6割のスペースを削減(※)し、
建屋費を抑制
※ 建屋スペースの比較(試算結果)
固定ラック | 自動倉庫 | 差 | |
必要スペース | 2,324㎡ | 540㎡ | -1784㎡ |
効果・改善点
自動倉庫の活用※により、製品(ウエイト)を効率的に冷却・保管
※フォークリフト用カウンターウエイト生産において、世界初
効果・改善点
PCでの集中管理により、効率的で精度の高い在庫管理を実現
(確実な先入れ・先出し)
フォークリフト作業の撤廃によりオペレータの人件費を削減
さらにこんな改善点も!
・作業環境の向上(排ガス・安全面)
製品冷却・保管工程でフォークリフト(エンジン車)の使用が不要となり、排ガスによる作業環境悪化、および、接触事故の危険性を回避
・清掃作業の効率化
製品の冷却・保管場所の省スペース化により、製品に付着した砂の飛散範囲が限定され、床面等の清掃に要する時間を短縮
お客様の声
固定ラックや平置きでの保管に比べて建屋費用を大幅に抑えることができ、トータルでの投資を最小限に
抑えることができたのが自動倉庫導入による最大のメリットです。
また、50℃~100℃という高温 かつ高重量なうえ、砂が大量に付着した状態のウエイトを自動倉庫で
冷却しながら保管するという、これまでの常識では考えられなかった難題をクリアし、 ムダのない効率的なシステムを構築できたことをうれしく思っています。
お客様のプロフィール
株式会社半田キャスティング様
半田キャスティング様ではフォークリフトの主要部品であるカウンターウエイトを生産しており、月産3,000トンの生産能力を備えています。
また、製造工法にバキュームプロセス工法(※)を採用することにより廃棄物の削減を図るなど、環境問題に取り組まれています。
※鋳造の工法の一つ。鋳型を作る際に砂に粘結剤を加えないため、砂をそのまま再利用できる
- 住所 : 〒475-0832 愛知県半田市川崎町4-1-8
- 電話 : TEL(0569)25-4711