工程間に自動倉庫・コンベヤを導入し、次工程への順立てシステムを
構築。作業効率の向上・安全性の向上等様々な効果を発揮
導入効果
- 省人化
- 取扱量・保管量軽減への対応、保管効率の向上
- 在庫管理・進捗管理の効率化
- 作業の標準化・効率化、負荷軽減
- 安全性の向上
改善対象となった工程と作業
工程・作業名 | 加工ラインと塗装ライン間の搬送工程 |
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主な作業内容 | 加工ラインから流れてきた中間製品をストックし、塗装ラインから要求があった中間製品を荷揃えして、塗装ラインへ搬送 |
導入前の問題点
■導入前の運用・作業
課題
・専任のフォークリフトオペレーターがおらず、加工ライン・塗装ラインそれぞれの
作業者が搬送業務を兼任しており、負担になっていた
課題
・搬送時に道路(工場内)をまたぐため、フォークリフトのタイヤに付着した砂利や汚れが
塗装工場に侵入し、塗装不良品発生の原因になっていた
・フォークリフト(2台)の運用コストが負担になっていた
導入後の改善点
■導入後
効果・改善点
・スペース効率の向上
・2ライン間において、フォークリフトレス化を実現
- (1)砂利や汚れの侵入を防ぐことによる、塗装不良品発生の防止
- (2)安全性の向上
- (3)燃料費等、ランニングコストの低減
- (4)フォークリフトによる搬送作業を兼任していた作業者の作業効率が向上
効果・改善点
・加工ライン(前工程)からランダムに流れてきた14種類の中間製品を、
1基に偏ることがないよう6基の自動倉庫にバランスよく保管
塗装ライン(後工程)から出庫指示があると、
指示があった製品・数量を複数基が同時に出庫するため、
短いタクトタイムにも対応。また、荷揃えの役割も果たす
お客様の声
今回の導入の目的は、人手やフォークリフトに頼ることなく、工程間の搬送を自動化することでした。
導入にあたり、コンベヤだけでの運用も考えましたが、搬送兼、バッファとして利用すると、スペース効率も悪く、価格も自動倉庫での運用より高くなるということから、今回のシステム導入にいたりました。
導入後は、フォークリフトでの搬送作業がなくなり、安全性の向上や塗装不良品の大幅減少、その他多くの効果があり、大変満足しています。
ホイール業界は、サイズの変動が多いため、今後は多品種少量生産に対応できるシステムの構築を目指していきたいと考えています。
お客様のプロフィール
中央精機株式会社様
中央精機様は、昭和14年の創業以来、めまぐるしく変化する自動車業界において、世界NO.1レベルのハイクオリティな製品を提案するため、日々技術開発に取り組んでこられました。現在では、東南アジアやアメリカにも生産拠点・販売拠点を設け、世界規模でのニーズに応えるべく、活発な新製品開発や高品質化等、自動車メーカーと歩調をあわせながら、技術革新に取り組まれています。
- 住所 : 〒446-0004 愛知県安城市尾崎町丸田1番地7
- 電話 : (0566)96-6170
- ホームページ : http://www.chuoseiki.co.jp