人手不足対策・従業員の負担軽減のため、冷凍品の保管に自動倉庫を導入。ワンオペでの運用が可能な倉庫を実現。
株式会社ニューイースト 様
導入効果:安全、作業効率、在庫管理
導入製品:保管システム
業種:運輸・倉庫
- 導入効果
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- 入出庫作業の自動化により省人化を実現(5人⇒1人)。
- 低温環境作業の自動化により、作業者の負担を軽減。
- 在庫管理システムの活用により、先入れ先出しを実現し、在庫管理精度が向上。
株式会社ニューイースト
取締役副社長 三浦 康様
低温環境下での作業による身体的負担が課題
ニューイースト様は1989年創業の、一般貨物自動車運送事業と倉庫業を2つの柱として事業を行う企業です。「現在、トラックが5台、冷凍倉庫4拠点を展開しています」と取締役副社長の三浦康様。扱っているのは、主にネット通販で販売している食品。常温、15℃、5℃、-25℃の4つの温度帯での管理が可能となっています。
冷凍倉庫での作業は作業員がフォークリフトで倉庫内に入り、空いている棚を探して食品を収納する。そしてまた取り出すの繰り返しです。「寒い中での作業は、身体が疲労します。その負担をなくしてあげたかった」と三浦様。そのため、4拠点目となる新座ベースに、トヨタL&Fの自動倉庫導入を決めました。
まず、土地を候補6箇所から選定し、工事に着手しました。三浦様は「条件は道路に対して奥行があり、高さ制限が緩和されているところでした。道路に対して幅が広く奥行がない土地だと、多くのクレーンが必要になってしまいます。また、高さの制限が緩和されていると上部空間を活用でき、効率よく収納できます」と話します。その決定の背景にはトヨタL&Fの営業からのアドバイスもありました。
自動倉庫で作業効率と作業品質の向上を目指す
ニューイースト様では、自動倉庫3基を従業員1人で稼動させています。三浦様は「届いた食品はフォークリフトで6台あるステーションに載せ、タッチパネルを操作するだけ。後はクレーンが運ぶため冷凍倉庫内に人が立ち入る必要はありません。大型トラック1台分の16~18パレットを3回の操作で全て格納することが可能です。従来1時間近くかかっていたのが15分くらいで完了します。想定では従業員4~5人が必要でしたが、結果的に1人で運用することができています」と話します。多い時で1日15台くらいのトラックが出入りしますが、作業時間が大幅に短縮されました。
三浦様は「私が最も重要視したのはワンオペでした」と話します。冷凍倉庫には1,632パレットを収納できます。これを従来方法で運用しようとすると人件費は膨大になります。「試算ベースで、1年目で難なく損益分岐点は超えられました」と三浦様。人手不足で従業員を集めにくいなか、自動倉庫なら最小限の従業員で運用でき、利益も生まれ、効果も高いことが実感できたと語ります。また、タッチパネルの操作が簡単とのこと。バーコードをスキャナーで読み込むだけで入力ができます。手入力だと起こるミスもなくすことができ、効率も向上しました。「今後も伸びる冷凍事業に力を入れたいです」と意気込みを語りました。
新設した冷凍倉庫に自動倉庫を導入。入出庫の作業効率と作業品質を向上。
導入レイアウト
トヨタL&F スタッフからお客様へ
トヨタL&F埼玉株式会社
三芳営業所 販売係
主任 大和 純さん
2017年にニューイースト様のご担当をさせていただくことになりました。翌、2018年に三浦康副社長様から従業員の負担を楽にしてあげるにはどうすればよいかとご相談を受け、冷凍倉庫内でどのようにコンベヤを活用すれば効率よく作業できるかを三浦副社長様と一緒になって取り組んだのが最初のお付き合いです。今回の商談は、三浦副社長様にイメージが大きくあり、それをどうサポートできるかと考えて対応させていただきました。ゼロからのスタートだったので完成して形になったときはとても嬉しく思いましたし、三浦副社長様にも喜んでいただけました。今後もニューイースト様と三浦副社長様のお困りごとを解決できるようなご提案ができればと思っています。