目指すは人的作業に頼らない倉庫の完全自動化。
自動運転フォークリフト(AGF)と移動ラックを導入し、作業効率と生産性の向上を実現。

株式会社牧野技術サービス グローバルパーツセンタ 様

導入効果:安全、作業効率
導入製品:フォークリフト、搬送機器、保管システム
業種:電気・機械

導入効果
  • 自動運転フォークリフトと移動ラックの導入により人的な作業工数が大幅に削減(作業者の移動範囲が1/8に)。
  • 自動運転フォークリフト稼動中に作業者は別作業の対応をすることで、グローバルパーツセンタ全体の生産性が向上。
  • 自動運転フォークリフトの導入により人的ミスがなくなり、高い安全性での作業を実現。
高野 裕貴様

グローバルパーツセンタ

係長 高野 裕貴 様

集約した倉庫オペレーションの効率化が課題

工作機械の専門メーカー牧野フライス製作所を中核とする牧野グループの一員である牧野技術サービス様。マキノグループが製造する工作機械の据え付け、機械修理を中心とするアフターサービス全般および関連部品の販売を行っています。
牧野技術サービス様の主要拠点の一つで、メンテナンスパーツの供給を担うグローバルパーツセンタでは、取扱部品の増加に伴い、メイン倉庫とは別に複数の倉庫を借りて対応しなければならず、倉庫オペレーションの効率化が課題でした。対策として、分散する倉庫の集約を検討。しかし、それだけでは作業者の集約は期待できるものの作業動線が長くなり、効率が低下する懸念がありました。そこで、人的作業に頼らない倉庫の自動化を計画。まず神戸テクニカルセンタの倉庫で自動化の研究を開始し、自動運転フォークリフト(AGF)と移動ラックの併用を試しました。
AGFは動作精度が高く、無人で24時間連続稼動を実現します。1台壊れてしまった場合でも、壊れた機台を外に出せばシステムを動かし続けることができる点、機台を増やすことで能力が向上できるフレキシビリティ、さらに万が一のダウン時でも人が作業をすぐに代行できる点が保守部品倉庫で出荷を停止できない私たちには非常に重要なポイントでした。」と高野様。

AGFと移動ラックの導入で入出庫作業を自動化

グローバルパーツセンタでは、AGF6台と移動ラックを導入し、保管エリアから人が作業をするバッファ棚エリアへの1日あたり100~200パレットの入出庫・搬送の自動化を実現しました。導入効果として、広い倉庫にもかかわらず、作業者の移動範囲は約1/8になり、人的な作業工数を大幅に削減。またAGF稼動中に作業者は別作業を行えるため、生産性も向上しました。
運用面においても、AGFの搬送先をバッファ棚の一番下の段に集中させることにより、フォークリフト免許を持たない作業者でも入出庫作業が可能に。さらに当日の作業終了後、AGFに翌日の作業準備を指示しておくことで、翌朝すぐの入出庫作業が可能になり、作業効率が向上しました。他にも、「人手作業では疲労からミスや危険な状況が発生する可能性がありますが、AGFはセンサーを使用し、同じ精度で動作を繰り返し行ってくれるため、安心です」と高野様。
牧野技術サービス様は、受注から出荷までの全工程の自動化、24時間無人出荷体制の構築を目指しており、「トヨタL&Fさんには、倉庫の完全自動化を共に進めていくパートナーとして今後も協力をお願いしたい」と高野様は語られました。

取扱部品の増加に伴い、メイン倉庫とは別に倉庫を借りており、倉庫オペレーションの効率化が必要

トヨタL&F スタッフからお客様へ

室長 荻原 和成さん

トヨタL&F神奈川株式会社
物流システム営業部
特機環境推進室・施工管理室

室長 荻原 和成さん

牧野技術サービス様は倉庫を構築するにあたり「24時間稼動させたい」「無人で稼動させたい」「AGFの可能性を引き出したい」という熱い思いがあり、私たちもその思いに応えるべくお客様と一丸となって検討を重ねた結果、AGFや移動ラックの機動性や信頼性を最大限に生かしたシステムをご提供する事が出来ました。システムの中心となった『RinovaAGF』はAGFの可能性を最大限に引き出してくれる頼もしい味方です。これからもお客様の改善意欲に全力で向き合って改善のお手伝いをしていけたらと思います。

トヨタL&Fは
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お客様に最適な物流をご提案いたします。

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東京・大阪・愛知に拠点を置くコンサルティング型ショールーム