和歌山初の
物流システム営業へと
つながっていた一本の道。

数年前には、耳にすることも少なかった「自動化・無人化」という言葉。今ではあらゆる産業において技術が導入されつつあります。そして、そういった世の中のニーズとともに全国のトヨタL&F販売店も、自動倉庫や無人搬送車などの物流システムを専門として扱う部署や営業社員が増加。トヨタL&F和歌山にも、まるで何かに導かれるかのように、物流システムのスペシャリストへの道を歩いている1人の営業社員がいます。

トヨタL&F和歌山株式会社 
物流システム

南 明秀 / 
2011年入社

学生時代に機械工学を学び、新卒で入社した会社では生産管理として勤務。その後、実家の農家の手伝いを経て、トヨタL&F和歌山に入社するという異色の経歴の持ち主。農家でフォークリフトを使用していたため、トヨタL&Fの営業と出会い、興味を持ったことが入社のきっかけ。

LOGISTICS STORY.01

キャリアの始まりは
サービスエンジニア。

メーカーの生産管理から、フォークリフトの営業という全く畑違いの転職。もちろん物流に関しての知識や、フォークリフトに関しての知識は全くありませんでした。そのため入社後はまず商品を学ぶために、工場でフォークリフトの定期検査や修理を行うショップエンジニアとしてキャリアをスタートしました。意外に思われるかもしれませんが、営業として入社したのに嫌だな‥とは全く思いませんでした。

もともと機械系の学校に通うほどのメカ好きであり、フォークリフトに触れられることが楽しく、気がついたら国家資格も取得していました。営業として入社したはずが、なぜか順調にサービスエンジニアとしてのキャリアを歩んでいました。そんな中、世の中では自動倉庫や無人搬送車などの物流システムの需要が増加。当時はまだ、トヨタL&F和歌山に物流システムをメインで扱うエンジニアがいませんでした。

そこで、白刃の矢が立ったのが私でした。メーカーの研修施設に赴き、さまざまなカリキュラムに参加、元々学習のためにサービスエンジニアとして働きはじめたはずが、いつのまにか物流システムに一番詳しいエンジニアになっていました。それでもこんなに楽しいなら最初からサービススタッフとして入社してもよかったなと感じるほど充実した日々を過ごしていました。

LOGISTICS STORY.02

新しい職種で感じる、
新しいやりがい。

サービスエンジニアを始めて2年が経過したころ、社長に呼び出され「そろそろ営業をやらないか」と言われました。正直迷いましたが、せっかくチャンスをもらえるなら挑戦してみようと思い、サービスエンジニアから、フォークリフトの営業として働き始めました。

既にトヨタのフォークリフトを所有しているお客さまのフォローを中心に、営業活動を続ける毎日、その中でお客さまからの「勧めてくれた新しいフォークリフト使いやすいよ」「買ってよかったよ、ありがとう」という言葉に、サービススタッフの頃とは違ったやりがいを感じながら働くことができました。

そして営業としても1年半ほどのキャリアを積んだころ、トヨタL&F和歌山として物流システムメインの営業マンをつくろうという方針が発表され、私は迷わず手をあげました。サービスエンジニアとして、物流システム商品を勉強していたということもありますが、新しいことに挑戦した先に新たなやりがいがあることを知っていたからです。

LOGISTICS STORY.03

これまでの道のりすべてが
今につながっている。

これまでさまざまな職種を経験してきて感じるのは、物流の仕事はどの職種も奥が深いということです。それは物流がお客さまの仕事そのものに直接関わるものだからです。特に物流システムの営業は、パレットやラックといった保管機器から、自動倉庫に自動運転フォークリフトまで扱える商品が非常に多く、仕事内容も会社の経営陣との商談、現場の作業者へのヒアリング、倉庫や工場の図面の作成など多岐にわたります。

ときには、お客さまが新設する倉庫や工場で使用するほぼ全ての物流機器を当社で扱う大きなプロジェクトに発展することもあります。だからこそ、学生時代に学んだ設計図の書き方、サービスで学んだ商品知識、そしてフォークリフトの営業で学んだお客さまとの信頼関係の築き方、そのすべての経験が今につながっていると実感しています。

これまで、さまざまな職種を渡り歩き、自分が進むべき道を見失うこともありましたが(笑)、その道が一本につながり、ハッキリと見えるようになった今は、とにかく前に進むのみ。まだまだ自分のスキルが追いつかないこともありますが、立場や職種が変わっても、お客さまに求められるものは変わりません。これからも一社一社のお客さまに真摯に向き合うことで、自分が考えられる限界までお客さまが求めている最適解を追い求めていきたいです。