女性オペレータが望む現場に最適のリフトを導入
導入効果
- 「ご要望に応える」という熱意
- 床上昇機能の採用により視認性向上
作業環境に適した荷役搬送機器を検討
八代十條紙業様は葉書用紙、上質紙、PPC用紙などの印刷用紙を取扱っています。全工程の中で30名のスタッフすべて女性という現場が仕上検査です。ここでは断裁され、紙粉を除去された用紙を任意に抜き取り、紙質や枚数を熟練の技能で検査・確認していきます。ただ、作業を速やかに行うためには一つ課題がありました。それは平積みの中から用紙を検査場へ運んだり、あるいは元に戻したりするには荷役業務を担う他部署に依頼しなければならないことでした。「自分たちの仕事は自分たちで行いたかった」と鶴山様。そこで作業環境に適した荷役搬送機器導入の検討が始まりました。
さらに台数を増やし効率化を図る
現在はスタッフの約半数にあたる16名が免許を取得。「いずれ全員に免許を取ってもらい、必要なときに誰もが操作できるようにしたい」と鶴山様。オペレータの岩崎様は「手待ち時間もなく、仕上検査の業務すべてを自分たちでできるようになった」との効果を挙げます。また、特別仕様のジェネオ-R2台の導入により、これまで使っていたローリフトではできない段積み作業が可能となり、作業効率が向上。8台あったローリフトを4台削減した。「ジェネオ-Rをあと2~3台入れてローリフトをゼロにしたい」と鶴山様は考えています。「これから現場で話し合い、より効率的に活用したい」と期待感をにじませました。
床上昇で視認性が向上
鶴山様は「小柄な女性でも視界を確保でき、小回りの利く機台はないか」と複数のメーカーに打診。その中でトヨタL&Fは製品ラインアップに床の上昇するステップアップ機能はないが、「ご要望に努力したい」と申し出、熱意を感じたとのこと。それが決め手となり特別仕様のリーチ車製造を発注。鶴山様は当初、「仕上検査では1トン未満の積載量で十分」と考えていましたが、トヨタL&F側の「1・3トンほどの余裕が必要だが、コンパクトな機台で対応可能」といった提案に耳を傾けました。その結果ジェネオ-Rの1・3トンにステップアップ機能を搭載。フォーク先端の視認性が向上し、鶴山様が望んだとおりの操作しやすい機台が完成しました。
取締役仕上検査 部長 鶴山 逸夫様
「操作に慣れたので皆乗りたがっています」
お客様のプロフィール
八代十條紙業株式会社様
日本製紙(株)八代工場内の工場事務所。
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- 電話 : (0965)35-4388(代)