臨機応変に増産や樽の移動に対応する専用ラック
導入効果
- 構内の空きスペースでの保管が可能なため、増産計画にも対応
- 焼酎づくりをしながらフレキシブルに保管が可能
焼酎ブーム到来
八鹿酒造様は創業元治元年(1864)の老舗蔵元で、品質の高い麦焼酎が市場に受け入れられています。特に樽で3年以上じっくり熟成させた麦焼酎が大人気。昨今の焼酎ブームも手伝って、営業部門からの増産要望も強くなってきました。「安易な増産はできないが、なんとかしたかった」と波多野常務様。ビン詰め工程ラインの新設、さらに見学者コースの設置計画もあり、増産体制の整備と共に、これらを実現させるためには固定ラックに納まっている樽の移動、 増産に伴う新たな保管場所の確保をしなければなりませんでした。
樽の形状に合わせた特別仕様を提案
蔵元はキレイな水も重要な要素であるため他の場所で焼酎づくりをすることは難しく、波多野常務様は「品質を保つためには、ここで仕込みから蒸留・熟成までを行い、長期貯蔵の管理を効率よく行なう必要があった」といいます。
トヨタL&Fはスペースに余裕のない場所での製品保管や、フォークリフトでラックごと簡単に移動できるラムダテナーの導入が最適と判断し、さらに樽の形状や保管場所の天井高に合わせた特別仕様を提案。
大塚製造部次長様によれば「導入効果はすぐに表れた」とのこと。樽の移動や保管が簡便になっただけでなく、「作業効率も向上」しました。
安全性の向上に貢献
樽の中で3年間熟成させた焼酎は製品として出荷され、空になった樽にはできたばかりの麦焼酎が充填されます。固定ラックではこの作業にあたりフォークリフトで樽を一つずつ取り出して行っていました。樽は転がりやすく作業者は神経を使っていたとのこと。ラムダテナーの場合ラックごと2段積み状態で取り出せるので樽をキズつけることはありません。さらにラックに入れたまま充填できるため、「作業の安全性・効率性は飛躍的に向上した」と大塚製造部次長様。工場内の今後の改築、および生産量・保管量の変化に対してもラムダテナーが大きな役割を果たしそうです。
常務取締役 波多野 良美様
「今後は年代毎に区分けして保管する予定なので1樽単位のラックが便利」
製造部 次長 大塚 正様
「既設の建屋にラックを入れるのでサイズは小さいほうがいい」
お客様のプロフィール
八鹿酒造株式会社様
八鹿酒造様の本社屋。
- 住所 : 〒879-4692 大分県玖珠郡九重町右田3364番地
- 電話 : (0973)76-2888
- ホームページ : http://www.yatsushika.com/