社員の力で「お客様に見ていただける工場」が完成
導入効果
- 自動倉庫とピッキングエリアの組合せ提案
- 作業負担の大幅な低減が可能
より安全で安心な商品を提供したい
昭和36年の発売以来、年々売上を伸ばし今や静岡県を代表するお菓子といえる「うなぎパイ」。しかし旧工場は売上の上昇とともに増設を続けたため、昨今の衛生ニーズに対し万全とは言い切れない施設となっていました。加えて商品の保管場所や人手による入出庫管理も限界の状況でもあったとか。そこで「より安全で安心な商品を提供できる工場をつくろう」と移転計画が持ち上がり、各部署より代表スタッフが集められプロジェクトとして発足しました。
ピッキングエリアの提案を採用
プロジェクトチームは新工場をつくるにあたり、「手作りの味を追求しつつ、後工程の自動化を図る」「衛生管理・在庫管理を徹底する」「お客さまに見ていただける工場にする」といった点を重視しました。
搬送・保管工程の自動化や在庫管理についてはメーカー4社に設計仕様書を渡し、最適な提案をしたメーカーに依頼することに。各社それぞれプレゼンテーションを行なった中で、トヨタL&F案を採用しました。その理由として福川様は「レスポンスの早さ」「ブランドへの信頼感」の他に「自動倉庫脇にピッキングエリアを直結させてピッキング効率を高めた」他社にはないアイディアなどをあげられました。
ラックソーターと併せてジェネオ-Rも導入。「フォークリフトは初めてのスタッフばかり」とのことでしたが、「操作が簡単なので、すぐに使いこなせるようになった」とか。また、旧工場で25名が搬送・保管業務に携わっていましたが、新工場では半分以下のスタッフで対応しています。
見学者の多さは嬉しい誤算
工場に見学者を迎え入れるにあたり、社内のスタッフたちはトヨタL&Fのカスタマーズセンターを訪問。「来客応対時の言葉遣いをはじめ、多くのことを勉強させていただき、大変参考になりました」と福川様。
新工場には平日でも平均500人、週末ともなれば2000人もの見学者が訪れるとのこと。「これは正直に言って嬉しい誤算でした」。製造現場を見られることで、スタッフにもいい緊張感が生まれ、業務への意欲も高まっているそうです。
製造部 次長 福川 直輝様
「昔も今も地域密着です」
お客様のプロフィール
株式会社うなぎパイ本舗様
地震時の従業員の安全と供給面を考慮し、免震設計された新工場。
- 住所 : 〒432-8006 静岡県浜松市大久保町748-51
- 電話 : (053)482-1771
- ホームページ : http://www.shunkado.co.jp/