よりよいパートナーシップが育まれ保管機器の最適な組合せを実現
導入効果
- 緊密なコミュニケーションにより生まれた信頼関係
- 保管・搬送機器を最適に組み合わせたシステム全体の提案力
関空を臨む地に新工場竣工
東拓工業様は工業用・産業用・家電用のフレキシブルパイプ・ホースを製造販売。全国に9営業拠点、3製造拠点、海外3カ国に現地法人を持ち、業界有数の規模を誇っています。かつて関西圏には高槻工場、泉南工場および数ヵ所の倉庫が点在していましたが、関西りんくう工場1ヵ所に集約されました。
「作業全体のスピードアップ、倉庫の賃貸料、工場から倉庫への輸送コストに人件費などのムダをなくすために新工場を開設した」と大松副社長様。
「商品に差はない」が・・・
関西りんくう工場は2004年12月から本格稼動を開始。徳田工場長様が構想段階から陣頭指揮をとられました。新工場を建設するにあたり、商品の入出庫管理、在庫管理のシステム構築を5社競合で行ない、最終的にトヨタL&Fが指名されました。「各社の商品にそれほどの差は感じなかったが、トヨタL&Fさんは初めから取り組む姿勢が違っていた」と徳田工場長様。具体的には毎日のように各工場に赴き業務内容や現場作業員の希望を徹底的にヒアリング。会議にも同席し疑問や意向にはすぐに回答。さらに「フォークリフトの動線まで配慮したシステム全体の提案をしてくれた」とのこと。「こちらの業務をよく知った対応」と評価されていました。
「創りあげる」意思が一つに
以前の運用と比べて違いをはっきり認識できたのは棚ロケーションのバーコード管理。「かつては伝票による手作業であったため伝票上の在庫数や保管位置が実在庫と異なることもあった」が、今回の導入により在庫およびロケーション管理が徹底されました。
コミュニケーションが深まるにつれ、情報収集に基づく活発な意見交換や各部署との調整が行なわれました。当初は「すべて自動倉庫で」の方針であったが、天井高が低くて自動倉庫では十分な効果が得られない場所については移動ラックを導入する併用案に決まりました。さらに屋外でも商品の特性に応じて固定ラックとドライブインラックを使い分けるなど、保管・作業効率を考慮した最適な組合せを実現。「知恵を出し合った結果、設備投資の節約にもなった」と、笑顔で話されました。
代表取締役 副社長 大松(おおまつ) 誠一様
「独自に商品開発できる創造力と技術力が当社の強み」
関西りんくう工場 工場長 徳田 広一郎様
「自動倉庫の導入で作業が効率良く行なわれ、作業時間も短くて済む」
お客様のプロフィール
東拓工業株式会社様
電線・光ファイバーの多条敷設に用いられ、環境にも適した「角型TACレックス」。
- 住所 : 〒532-0035 大阪府大阪市淀川区三津屋南1丁目1番33号
- 電話 : (06)6308-8300(代)
- ホームページ : http://www.totaku.co.jp/