緊密なパートナーシップで実現した物流センター
導入効果
- トヨタL&Fの商品の多様さ・実績を評価
- 小口注文に対応できる在庫管理システム
分散する保管業務を一元管理に
玉理化学様は毛髪成分であるシステイン配合の様々なヘア製品を製造。販売代理店を通して全国の美容院へ製品を届けています。業界ではトップクラスのシェアを誇り、生産量も増加傾向。しかし本社工場周辺の宅地化が進み、拡張は難しく、保管業務を外部委託していました。「数箇所での保管を一元管理する必要があり、5年前から物流センターの建設計画が始まった」と池島様。用地の情報提供も含めて、物流センター実現に向けて提案から実施までをトヨタL&Fに発注しました。
トヨタL&Fの「総合力」を評価
大きな案件は競合となるのが通例です。しかし「在庫管理システムの充実ぶり、商品の多様さを見ればトヨタL&Fしかない」と池島様。さらにトヨタL&F商品の生産拠点やトヨタL&Fが構築した同業他社の物流センターも見学し、「総合力で決めた」とのことでした。玉理化学様の製品を扱う販売代理店の数は約200社。大きな組織もあれば個人営業もあります。最近は小口注文が多く、池島様はのべ700種類に及ぶ製品の中からケース単位ではなく、各種製品の本数単位の注文に対応できる効率のよい保管・配送システムを要望されました。それまでの人手による伝票管理では正確・迅速な対応ができないと考えたからです。要望をふまえ、トヨタL&FはT-WINSで管理する自動倉庫、移動ラックとジェネオ-Rの組合せによる出荷方法を提案。検討と再提案を繰り返した後、昨年の秋に稼動となりました。
より効率的な運用を追求
現在、自動倉庫と移動ラック併せて最大時6万ケースの製品を保管。「10万ケースまで可能」と池島様は胸を張ります。さらに自動倉庫の稼動により、出荷担当者が7名から3名へと省人化にも成功。また地域限定で、販売代理店を介さずお客さまへの直送も可能になりました。「まだまだ自動倉庫と移動ラックを併用した使い方が未熟で、トヨタL&Fの知恵を借りながら、より効率的な運用を追求していきたい」と池島様は意欲的に語っていました。
取締役 工場長 池島 信三様
「製品のトレースが可能になった」
お客様のプロフィール
玉理化学株式会社様
玉理化学様の物流センター全景。
- 住所 : 〒613-0906 京都市伏見区淀新町607
- 電話 : (075)631-3166(代)