環境重視の空港で活躍する特別仕様のけん引車
導入効果
- バッテリー式でもパワフル
- 環境や作業性を追求した細部に至る改良
求められる環境重視の車両
中部スカイサポート様は日本航空インターナショナル、全日空、名鉄の出資により昨年7月に設立された新しい会社です。事業内容は航空業界でハンドリングと呼ばれる業務で、航空機への貨物・手荷物の搭載・取り降ろし業務、航空貨物の管理・保管業務を中心に、航空機の運航支援業務を幅広く担っています。セントレアでの業務開始にあたってはさまざまな事柄に取り組み、中でも環境に配慮した空港であることから「環境重視の対応を行なった」と谷口課長様。
「旅客の手荷物や航空貨物を搬送する車両にはセントレア仕様とも言うべき独自のものが必要となった」とのこと。
両社でセントレア仕様を実現
旅客機と旅客ターミナル、あるいは輸送機と貨物ターミナルの間を搬送する車両として、バッテリー式でもパワフルなトヨタL&Fのトーイングトラクターの導入を検討。両社で仕様設定の打合せを重ね、試作車によるテストを繰り返し行ないました。担当の伊藤課長様はトヨタL&Fに「作業が滞らないようにバッテリー交換をすばやく安全に行ないたい」「コンテナをけん引して旋回するときコンテナの角とトーイングトラクターの後方部分が接触しそうになるので考慮してほしい」といった要望を伝えました。
中部スカイサポート様とトヨタL&Fは一致協力して、一つ一つの課題をクリア。こうして荷役能力、操作性、安全性、バッテリーの充電・交換などに優れたセントレア仕様のオリジナル・トーイングトラクターを完成させました。
ピーク時16台がフル稼働
現在トーイングトラクターは16台。それでも「離着陸が集中するピークの時間帯はフル稼働状態」と谷口課長様。
「効率のよい運用方法が検討課題」としながらも、航空貨物の取扱量がさらに増大する見通しなので「人も機器も拡充し、お客様のご期待に応えていきたい」と意気込みを語っていました。
業務管理室 課長 谷口 正樹様
「統合された1社でハンドリング業務を行なっているので業界から大変注目されています」
第二事業部付 課長 伊藤 博之様
「ウチのトーイングトラクターならどこの空港へ持っていっても評判になりますよ」
お客様のプロフィール
中部スカイサポート株式会社様
貨物ターミナル内に新設された社屋。
- 住所 : 〒479-0881 愛知県常滑市セントレア1丁目1番地 機用品センター
- 電話 : (0569)38-9111
- ホームページ : http://www.chubu-sky-support.co.jp/