自動倉庫・在庫管理システムを導入し、
作業者の安全・作業性を考慮したシステムを構築
導入効果
- 省人化
- 取扱量・保管量軽減への対応、保管効率の向上
- 在庫管理・進捗管理の効率化
- 品質管理のレベルアップ、トレーザビリティの向上
- 作業の標準化・効率化、負荷軽減
- 安全性の向上
改善対象となった工程と作業
工程・作業名 | 酒樽充填・保管工程 |
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主な作業内容 | 新樽を入庫し、お酒を充填。その後、熟成されたお酒を抜き取り、更に充填を行う作業 |
導入前の問題点
■従来の運用・作業
課題
・保管効率が悪い
・帳簿上での在庫管理を行っていた
→事務負担が大きい
課題
・約100kgある新樽(空)を人手で入庫
→作業負荷が大きい
→多大な作業時間を要する
→樽に挟まれる等重大事故になる危険性がある
課題
・作業者はタンクから離れた樽までホースを運搬(伸ばす)するため、
負担が大きく、作業効率も悪い
課題
・広大な面積に保管された樽の中からサンプリングしたい樽を探す
→多大な作業時間を要する
導入後の改善点
効果・改善点
・保管効率の向上
・PCによる在庫管理により、事務作業の負担軽減
効果・改善点
・以前は人手で行っていた、新樽入庫作業も自動化され、
作業者の負担軽減や安全性が向上
・以前は、充填・抜取りを行いたい樽までホースを運搬していたが、
樽がステーションまで自動搬送されるため、作業者の負担軽減、作業効率が向上
効果・改善点
・作業者は樽ラベルNO.と表示された樽NO.を照合する
→誤品入出庫、誤品充填・抜取り作業の防止
さらにこんな改善点も!
・温湿時計を設置
貯蔵庫中央列の3階層(低層・中層・高層)に温湿度計を設置し、貯蔵庫内の温度・湿度を事務所で確認
→熟成度合いに応じて、臨機応変に保管場所を変更できる
お客様の声
システム導入前は、約100Kgもある新樽の設置や運搬等に大きな負荷と手間を要していました。
自動倉庫を導入後、これまで人手で行われていた作業が自動化され、負荷の軽減と効率化を図ることができたと思っています。
また、トヨタL&Fさんには、樽の入出庫位置をフロアレベルと同一化していただく等、打合せ段階で、多くの有効な提案をいただきました。
それらも、今後参考にしながら、作業者の安全と作業性向上のため、改善に取り組んでいきたいと思っています。
お客様のプロフィール
三和酒類株式会社様
三和酒類様は、麦焼酎「いいちこ」をはじめとして、清酒・ワイン・ブランデー・リキュール等幅広く手がける総合醸造企業です。 原料や水を選び抜き、技術の全てを駆使したお酒の醸造には、三和酒類様の基本理念である「品質第一」が活かされています。 ご愛飲いただくお客様に満足していただけるよう、日々改善に取り組まれています。
- 住所 : 〒879-0495 大分県宇佐市大字山本2231番地の1
- 電話 : (0798)32-1431
- ホームページ : http://www.sanwa-shurui.co.jp/