玄米の保管に自動倉庫を導入し、信頼性の高い品質管理の
しくみを構築
導入効果
- 省人化
- 取扱量・保管量軽減への対応、保管効率の向上
- 多品種少量、小ロット出荷への対応
- 在庫管理・進捗管理の効率化
- 品質管理のレベルアップ、トレーザビリティの向上
- 作業の標準化・効率化、負荷軽減
- 物流拠点集約による運営の効率化・費用削減 安全性の向上
改善対象となった工程と作業
工程・作業名 | 玄米保管工程 |
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主な作業内容 | 各農家から集荷された玄米を、出荷までの間保管する |
導入前の問題点
■従来の保管方法
課題
・トレーサビリティの向上
(消費者からの信頼をさらに高めたい)
・倉庫内の温度管理の効率化
(米袋の段積み状況によりバラつく)
・フォークリフトの操作ミスによる米袋の破損・廃棄処分の撲滅
・入出庫時間の短縮
(荷繰り作業を無くしたい)
課題
・省人化
(倉庫ごとに多くの作業人員が必要)
・在庫管理の効率化
(倉庫ごとに目視で在庫を確認)
・保管効率の向上
(平置きでの積上げは、4~5mが限界)
導入後の改善点
■導入後
効果・改善点
・トレーサビリティの確保
(パレットごとに、生産者や検査日時等の管理情報をPCへ登録)
・米袋は、パレット単位で自動倉庫のラック内に保管され、一定の基準に基いた温度管理が可能
・フォークリフトによる作業は、自動倉庫の入出庫口からトラックへの積みつけのみとなり、
米袋の破損を防止
・PCによる在庫管理で、確実に先入れ・先出しを実施
効果・改善点
・拠点の集約と入出庫作業の機械化により作業効率の向上・省人化を実現
(一人当りの作業効率が、従来の平置き倉庫に比べ、約50%向上)
・在庫状況は簡単なPC操作で把握可能
・高層のビル式自動倉庫導入により、平置き倉庫に比べ保管効率が大幅に向上
お客様の声
高品質で安全・安心な米として消費者の信頼を得てブランド価値を高めていくためには、トレーサビリティの確保と確実な品質管理体制の構築が必要であり、今回のシステム導入の最大のメリットは、こうした品質管理上の課題をクリアできたことだと考えています。 また、熟練の技能を要するフォークリフトでの段積み作業が無くなり、PCの操作で容易に入庫・出庫作業ができるようになったことで人員の有効活用ができ、一人当りの作業効率が大幅に向上したことも、大きな収穫であったと思っています。
お客様のプロフィール
JA魚沼みなみ様
JA魚沼みなみ様は、「誠実」を信条に「信頼度No.1」を目指すことを経営ビジョンとして掲げ、米の集荷・販売を軸に、椎茸、 すいか、切花等の生産・販売の他、営農指導や信用(金融)事業等、幅広く事業を展開されている農業協同組合です。
- 住所 : 〒949-7302 新潟県南魚沼市浦佐5130-1
- (米穀課)
- 電話 : (025)777-3180
- ホームページ : http://www.ja-uonuma.or.jp